こんにちは、毎日アトピー対策をしているまことです!
ご飯食べて、お風呂入って、さあ寝ようと布団に入ったら、首や指先などが痒くて眠れない!
そんな経験ありませんか?
昼間はなんてことないのに、寝るときに限って我慢できない痒みに襲われたという方は結構多いと思います。
実際に僕も月に一回は必ずこのようなことが起こります。
今回は、アトピーはなぜ寝るときに痒くなるのか、その原因と対策についてご紹介します!
なぜアトピーは寝るときに痒くなる?
アトピーは本当に厄介で、さまざまな要因から痒みを伴ってしまいます。
具体的には以下のとおり
- 体温の上昇
- 肌の乾燥
- 服や寝具の繊維
- ダニやホコリなどのアレルゲン
- 体を洗う時に強くこすり過ぎている
- ストレス
それぞれ見ていきましょう!
体温の上昇
就寝前は、食事や入浴等で体温が上昇しやすい傾向にあります。
体温が上昇すると気づかないうちに汗をかき、汗の成分によってかゆみが生じる原因となっています。
私たちの体から出る汗には、塩分やアンモニアといった成分が含まれています。量としてはそれほど多くないものの、このような汗の成分は肌を刺激して、かゆみを引き起こすため注意が必要です。
出典:肌育研究所
肌の乾燥
乾燥した肌は、皮膚のバリア機能が低下するため、外部からの刺激に敏感に反応し痒みを感じやすくなります。
アトピーは、肌が一日中乾燥した状態が続くので保湿を怠らないことが大切です。
服や寝具の繊維
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は肌への刺激が強く、皮膚との摩擦によって強い痒みを感じてしまいます。
科学繊維の毛布を顔まで上げると、顎~首の部分に毛布が擦れてピリピリしてしまうため、肩より上の位置まで毛布を上げないようにしましょう。
ダニやホコリなどのアレルゲン
何も触れていないのに顔や首がピリピリしてしまうのは、ダニやホコリなどのアレルゲンが皮膚の内部に侵入し痒みを引き起こしている可能性が高いです。
バリア機能が低下したアトピーは、上記のようなアレルゲンが簡単に侵入しやすい状態とも言われています。
体を洗う時に強くこすり過ぎている
アトピーの皮膚はとてもデリケートで、体を洗う時に強くこすり過ぎると摩擦により肌のバリア機能が低下し、かゆみを感じやすくなります。
洗浄時には優しく、刺激の少ないシャンプーやボディソープなどを使用し、肌を傷つけないように心掛けましょう。
ストレス
昼間の仕事や対人関係などによるストレスが、夜寝るときの痒みの原因になる場合があります。
食事しているときは食事、テレビを見ているときはテレビに集中することができますが、就寝時は副交感神経が優位になり、リラックスした状態となるため痒みをダイレクトに受けやすいです。
アトピー、夜の痒み対策
アトピーは
皮膚のバリア機能が低下して痒くなる
↓
搔きむしる
↓
さらにバリア機能が低下
↓
搔きむしる
この悪循環です。
搔きむしったあとは、人に見せられないくらい肌が荒れちゃって自分が嫌になってしまいます。
正直、皮膚を掻いてしまうのはしょうがないと思います。
しかし炎症を抑える努力はすべきです!
僕も努力の積み重ねで、現在はアトピーの症状をかなり抑えられているので、これから紹介する対策をぜひ真似してください!
- 痒くなったら箇所を冷やす
- 爪を伸ばさない
- 熱湯は避ける
- 低刺激のパーソナルケア製品にする
- 入浴後は10分以内に保湿する
- 部屋着は綿(コットン)100%にする
- 手袋を付けて寝る
痒くなった箇所を冷やす
今までいろんな皮膚科に通いましたが、どこの皮膚科でも必ず「痒くなったら患部を冷やして」と言われてきました。
冷やすくらいであの強烈なかゆみを抑えられるわけないじゃん!なんて思っていましたが、やってみると本当に痒みが無くなります!
寝るときは、濡れたタオルなどをすぐに取れる場所に置いておきましょう。
とはいっても毎日濡れたタオルを用意するのはめんどくさいですよね。
そういった方は、電気代がかかりますがエアコンをつけて室温を調整するのがおすすめです!
爪を伸ばさない
アトピーの人は痒いから身体を掻きます。
そして爪が伸びていると掻きむしるときに、より快感を得てしまうので止まらなくなってしまうのです。
皮膚の皮が剥けようが、血が出ようが、ジュクジュクした液体が出てこようが一生掻いてられるくらい気持ちいいからです。
僕の場合、搔き始めてから少し時間が経つと徐々にかゆみが収まり、荒れた患部を見て「これくらいで勘弁してやるか」って感じで掻くのを辞めます。
かゆみが収まったとしても全然掻いていられるんだけどね~。
このように狂ったように搔いてしまうのは、爪が伸びているため痒みに対しての刺激が強く、快感だからなんです。
逆に爪を切ってしまえば快感を得ることができなくなり、無意識に搔くのを諦めます。
また、痒いのに爪が無くて気持ち良くないから
「あ!無意識のうちに掻いてた!」
という自覚を持つことができ、かゆみに対処する手段が生まれます。
爪が長いと肌の傷も深くなってしまうので、アトピーの人はこまめに爪を切りましょう。
熱湯は避ける
熱湯は肌の皮脂膜を落としてしまい、乾燥につながります。
40℃以上のお風呂に浸かったり、冬場の皿洗いなどで熱湯を利用する方は注意してください!
特に僕は、お皿に付いた頑固な油を落とすときに熱湯をよく使います(ゴム手袋を付けて)。
お皿を洗っているときは、油も落ちるしゴム手袋を付けているので丁度いい水温で気持ちがいいのですが、洗い物が終わって1時間経ったあたりから、指がとんでもない痒みに襲われます。
搔きむしったあとの写真↓(数日後の写真なので実際はもっと皮膚がボロボロです)
ですので、お風呂や洗い物をするときは40℃以上の温度のお湯を使わないようにしてください!
低刺激のパーソナルケア製品にする
アトピーはちょっとした刺激にも反応してしまうため、パーソナルケア製品の成分は必ず確認しましょう。
例えば、洗浄力が高いボディソープは必要な皮脂まで落としてしまうため、アトピーだと乾燥しまくってしまいます。
ほかにもメンズ商品の肌がスースーするメントールは、清涼感があって気持ちがいいですが肌への刺激が強く、エタノールが含まれており、荒れた肌に付けるとヒリヒリするため避けましょう。
メントールが入っていない化粧水などにもエタノールは含まれていることがあるので、成分表は必ず見てね!
入浴後は10分以内に保湿する
我々アトピーは手を洗ったあとに保湿をしなかった場合、数分後には手がカサカサに乾燥してしまいますよね。
それと同じで、入浴後は乾燥する部位が手だけでなく全身になるため、はやく保湿してあげないと皮脂を出しにくい部位からどんどん乾燥していきます。
ですので、入浴後はなるべく10分以内(できればもっと早く)に保湿剤をつけるようにしましょう。
部屋着は綿(コットン)100%にする
先ほども書きましたが、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維はかゆみを起こしやすいので、天然素材でできた綿を選びましょう。
服のタグに素材名と割合が書いてあるため、綿100%を選びましょう!
また、綿100%であっても肌触りが悪い(紙のように硬い)生地もあるので、手に取って確認してください。
僕はHanes(ヘインズ)という無地のTシャツを豊富に取り扱っているブランドを愛用しています!
Hanesはドン・キホーテやしまむらなどで買えるよ!
手袋を付けて寝る
どうしても痒くて眠れない人や、朝起きたらベッドが殺人現場みたいに血まみれだったという人は手袋をつけて物理的に肌を搔けないようにしましょう。
このときつける手袋は100均などで売っている使い捨てのものでOK!
手袋は爪を隠すことで肌を搔けなくするのはもちろんですが、保湿効果もあるので手袋をつけて寝た翌朝は手がつるっつるになりますよ!
まとめ
アトピーは本当に厄介で、ちょっとした刺激ですぐ肌がかゆくなってしまい、夜眠れなくなることも多くあります。
しかし、かゆくなる原因さえ知っていれば、肌が荒れてしまう前に対策することができます!
本記事で紹介した、寝る際のかゆみ対策をバッチリ行い、気持ちよく睡眠を取りましょう!
- 痒くなったら箇所を冷やす
- 爪を伸ばさない
- 熱湯は避ける
- 低刺激のパーソナルケア製品にする
- 入浴後は10分以内に保湿する
- 部屋着は綿(コットン)100%にする
- 手袋を付けて寝る
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